ご挨拶 |
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1949年(昭和24年)、創業者武田信郎が、父親の死をきっかけに学校を辞め、鞄ひとつで和菓子の修業を始めます。その後、16店もの店で修業を積み、1960年(昭和35年)、遂に自分の店を始めます。16店という、脅威的に多い店での修行の成果は、いろいろな形でもちたけに影響を与えました。和菓子の製法にとどまらず、商売のイロハ、人間としてなど、生きる知恵のすべてを教えてもらったそうです。そうした考え方や教えは、いまももちたけの社是社訓に受け継がれています。和菓子の製造に関してはとくに厳しく、無添加であることや出来立てであること、安全であることなど、いつも厳しくいわれてきました。工場の清掃では、亡くなる直前まで、先代も参加しておこなっていたことが、今もはっきり記憶に残っています。また、人を大切にすることも、厳しく教えられました。本人は、いつも困った人がいたら放置しておけない性格で、そうした性格がたくさんの人を育て、その人たちによって、今日のもちたけが支えられています。従業員に対しても、会社が儲かったら、給料やボーナスを、少しでもたくさん払うように言われてきました。そういった考え方のすべてが、今のもちたけを築きました。ただの和菓子屋であっても、人の役にも立てるし喜んでもらうこともできる、という考え方です。人に喜んでもらうことは、お店にかかわるすべての人に誇りと自信が生まれます。まさに、それこそがやりがいに繋がると教わりました。これからもお客さま第一に徹し、美味しいものをお値打ちな価格で提供し、もちたけに関わるすべての人に喜びをお届け出来るよう、取り組んでまいります。 |
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有限会社 もちたけ 代表取締役 越智秀幸 |